昨年(2014年)11月~本年(2015年)10月まで1年間の国際協力事業として実施している「タイ、チョンブリ県、サンスク町および長野県佐久市との高齢者ケアプロジェクト」に基づき、タイ側は、ブラパ大学とサンスク町、日本側は佐久大学と佐久市の4団体が協力して現在この課題に取り組んでいます。その一環として5/13~5/20まで、サンスク町のナロンチャイ町長をはじめ、ブラパ大学のブン教授らプロジェクトのメンバー6名が佐久大学・佐久市へ研修・視察のため来訪しました。
佐久大学では、盛岡理事長、竹尾学長、佐久市では、栁田佐久市長への表敬訪問にはじまり、佐久市が実施している地域包括ケアシステム、地域活動についての講義及び活動状況、各種老人保健施設、福祉施設の見学、佐久総合病院祭参加、佐久市医療介護推進協議会、地域の民生委員さんたちとの意見交換、転倒骨折予防事業への参加など、ハードスケジュールを精力的にこなし、最終日の評価会では、多くの参考になる気づきが述べられました。主な点は、行き届いた訪問看護サービス、介護レベルに沿った細やかな介護・支援サービス、統一されている介護システム、確かなデータ管理等でした。今後、サンスク町では、今回の視察経験を活かして地域での高齢者事業がより活発化されることは確かです。
佐久大学