国際認知症ケア連合(International Federation of Dementia Care) は現在、日本、フィリピン、韓国、台湾、インドネシアの5カ国で構成されており、マレーシアなど他のアジア諸国も追随する動きを見せています。現在、本連合理事長は日本認知症ケア学会理事長、アジア認知症学会理事長の本田昭先生であり、メンバーは認知症のケアに関係する医師、看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士、作業療法士ら多職種から成っています。日本では既に「認知症ケア専門士」の認定試験が11年前から行われており延べ11万人の受験者、3万3千人の資格者を認定しております。
今年から「"国際"認知症ケア連合」認定の試験、資格制度がアジア各国で開始され、スペシャリストたちは各国の高齢者保健福祉施設で活躍しようとしております。
台湾の学会活動も年々発展しており、今回(3/6)来日したProf. Tung女史(国立台北護理健康大学教授)が学会副会長を務めています。Prof. Tung女史とその一行6名は、上田市のジェーエーローマン上田の施設等を見学し、認知症ケアを主とする高齢者ケアについて学びました。台湾では、本年(2016年) 5月台北で、「認知症ケアスペシャリスト」の第一回テストが行われるそうです。台湾の2013年の高齢化率は11.5%(2015年6月台湾日本人会ホームページより)ですが、2018年には14%以上(行政院経済建設委員会統計) になる見込みであり、高齢者ケアは、産学官で取り組むべき共通課題となっています。
佐久大学の実習室を見学 佐久医療センターでドクターヘリを見学
ジェーエーローマンうえだでの 日本の伝統的な雛壇、文化を垣間見る機会でした
施設見学研修、職員の看護研究
に感銘を受けました
佐久大学