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ベトナム社会主義共和国、ゲアン省Vinh(ビン)医科大学看護学部、講師、Mr. Nguyen Duc Duong、アンディさんは、平成28年5月9日~7月28日まで約3か月間、佐久大学大学院修士課程の留学生としてがん看護を学んでいます。がん看護の予防から治療、化学療法、緩和ケア、終末期ケア等について学び研究を行うことが今回の留学の目的です。
佐久大学の講義では学部の「がん看護論」、大学院の「成人看護学」の講義にも出席し、ベトナムと異なるテキストの形態、教授法等についても積極的に学んでいます。
臨床の研修では、地元の佐久医療センターを初め、埼玉県さいたま市彩の国東大宮メディカルセンター(埼玉県がん指定病院)、山梨県のどちペインクリニック、東京では国立がん研究センター等で異なるケースついて広く学び、今後の更なる研究に向けて励んでいます。
暮らしの様子を見ますと、5月初めの来日時は、真夏の気候のベトナムとの温度差から、"寒い"と言っていました。そしてアパートの隣人である本学の学生と少しづつ英語で話しながら生活習慣に慣れていき、最近は職員から借りたスポーツ用自転車で佐久市郊外当たりまでサイクリングをしている様子です。7月に入り日本人には蒸し暑い季節ですが、アンディさんには丁度良い気候のようで、"I am all right, not hot."と言ってます。
研究・研修生活にも慣れ、感想を聞いたところ「日本のきめ細やかな看護ケア、チームナーシング、他職種との連携システムが大変良いと思う。臨床のチームではお互いに尊敬の念を持ち、仕事をしている。患者へのナースの態度にも感銘を受けた。」とのことでした。学生や職員の英語のコミュニケーション能力について尋ねたところ、「ベトナムも同じ状況で、英語を使う機会が限られているのが問題だ。けれども、若い者は、どんどん勇気を出して話すしか上達の方法はない。自分も実践している。」と話してくれました。