実習で卒業生と師長さんからお話を聴きました
4年次生の看護総合実習では、学生が関心のある看護領域や実習病棟を選択して、4週間の実習に取り組みました。担当患者さんの看護を、看護師の指導を受けて実施するとともに、佐久大学を卒業した4年目の看護師や病棟師長さんからお話を聴く機会をつくりました。卒業生からは、2年目以降のキャリアアップについて、師長さんからは、看護管理者が1年目看護師に求めることと師長さんのキャリアビジョンでした。
【卒業生のお話の感想】
4年目の先輩が2年目からは先輩の目が離れると言っていたけれど、自分も同じ状況になったら不安になると思う。2年目までには、自分から先輩に相談できるようになりたいと感じました。3年目は、在宅移行支援を自ら進めるようになること、担当患者だけではなく病棟に入院する患者全体の把握を心掛けること、4年目は新人に基本を教え、新人の気持ちを理解するメンターの役割を担うこと、1年目以降も毎年目標をもってキャリアアップをしていくのだとイメージができました。1年目が相談しやすい雰囲気づくりが大事なのだとわかりました。
【師長さんのお話の学び】
師長さんからは、1年目は、報告・連絡・相談をタイムリーにすることが大切と聴き、小さなことでもわかったこととわからないことを言えるようになりたいと思いました。管理者は、報告や相談しやすい雰囲気づくりのために、忙しい中でもスタッフとの雑談をするようにしていると聴きました。実習した病棟では、報告や相談しやすい雰囲気でした。師長さんが関心のある在宅移行支援では、看護職だけではなくソーシャルワーカーなど福祉の人々とのコミュニケーションも大事と学びました。もしも、1年目の配属先が希望通りでなくても、いつか自分の看護の関心領域につながると思って、配属先でできる限りのことを吸収したいと思いました。