JICA日系社会研修でブラジルから保健医療職を受け入れ、佐久大学及び地域の病院や施設で研修を行いました

このたび、佐久大学では、JICA日系社会研修でブラジルから保健医療職を受け入れ、本学及び地域の病院や施設で研修を行いました。

コース名: 保健医療福祉―病院から地域へ多職種によるチーム医療福祉
受け入れ期間:2024年10月11日~11月5日
研修員の職種:医師、看護師、臨床心理士、ソーシャルワーカー

本コースの目的は、研修の学びを中南米地域の高齢者ケアに役立てることで、研修員は日本の地域包括ケアにおける医療と福祉の連携と病院から地域への継続的なケアについて学びました。
ブラジルにおいても高齢化が進み、人口に対する65歳以上の割合は10.21%(GLOBAL NOTE, 2023)で、地域における高齢者ケアの必要性は行政、保健医療職、住民が認識しているところで、先ずは、ブラジル国内で高齢者の孤立化を防ぎ、健康に老いるための地域活動や病院における指導、高齢者施設内の活動を帰国後の計画しているようです。

日本の介護保険を適用したデイケアやデイサービス、居宅療養管理指導、訪問看護、訪問リハビリテーションを見学して、「専門職は高齢者へリスペクトの姿勢を示しながらメンタルケアに配慮したケアを提供しており、今後の自分たちのキャリア形成に役立つ学びが得られた」と述べていました。

週末には、自身のルーツである日本文化(お茶、習字、お琴、着物を着る等)を体験し、大いに楽しんでいました。

 

佐久総合病院で研修の様子

地域活動を考えるワークショップ

デイサービスに参加中

佐久大学オレンジカフェに参加、人生の最後に対する希望についてカードを選んで考えました

習字を体験し熱心に取り組む

日本のお茶をたてる体験