カリキュラム

目の前の「人(人間)」やその人が置かれている「社会」を「自分」はどのようにとらえているのかによって支援の方法や内容が変化する可能性があります。人間福祉学部ではすべてのカリキュラムでこの「自分」「人間」「社会」の3つの視点を絶えず意識してもらいたいと考えています。

カリキュラムの特徴

ヒューマンケアを体系的に4ステップで学ぶ

4つのステップによる学び

「ヒューマンケアを学ぶための教養」を身につける

ヒューマンケアの価値や意味を理解すること、主体的に学び、行動でき、多様な場面で社会に貢献できるための基礎として、「人間」のこと、「社会」のこと、「自分」のことを意識的に捉えていく段階です。

「ヒューマンケアの基礎」を学ぶ

ここではヒューマンケアの基礎を学ぶための導入と学問的な基礎を修得する段階です。生命とは何か、医療やケアの歴史、福祉の基本的な原理や仕組みなどを学んでいきます。

「ヒューマンケアの専門」を学ぶ

「ヒューマンケアの応用」を学んでいくための基本的な理解を深める段階です。多様なケアの対象を知ること、ケアの具体的な方法や技術を身に付け、ヒューマンケア実践に必要な知識・技術を高めていきます。

「ヒューマンケアの応用」を学ぶ

これまでの学びをもとに、卒業後の自分の姿を見据えて、学修成果をまとめ「ヒューマンケアとは何か」について自らの言葉で具体化していく段階です。ヒューマンケアをより深く学んでいくこの段階では、それぞれの関心や将来活躍する領域を踏まえて、4つの視点で学びを深めていきます。

 

構想を進めている新たな履修モデル

一人ひとりの多様な将来をサポートするカリキュラムと履修モデル

人間福祉学部では新たに4つの「学びの目標」を設定します

 現代社会が要請するニーズや諸課題は多様な学問領域に広がっています。就職においても学生が自信を持って自己の学びを的確に説明することが求められます。人間福祉学部では、人間と社会に関する幅広い科目の中から学生自身が何を軸に学習し、自らの学びの核心となるものが何かを具体的に把握できるカリキュラムを用意しています。

 2025年4月に人間福祉学部では、入学時から卒業後の将来に向けた学習プロセスとして新たに4つの「学びの目標」を設定いたします。各目標に合わせて大学での学びと就職・進路を結びつけて学生一人ひとりの履修が有意義で豊かとなるよう、学生自身の学びの目標を「見える化」できる履修モデルの準備を進めています。

2つの国家試験受験資格取得と4つの履修モデル

・社会福祉士・精神保健福祉士を目指せる科目
 多様化する社会問題と広くメンタルヘルスの問題に対応する社会福祉の専門職として、社会福祉士・精神保健福祉士の国家資格(国家試験受験資格)を取得することができます。

・4つの履修モデル
 国家資格を取得して福祉の専門職を目指す人も一般企業で大学での学びを活かしたい人も選ぶことができるのが履修モデルです。以下に4つの履修モデル例と就職進路先をお示しします。

<人間福祉学部4つの履修モデル例>

<4つの履修モデルを含めた学部紹介のチラシ>