海外との学術交流

Information

佐久大学では教職員・学生の海外研修、海外からの留学生・研修生受け入れ、および姉妹大学との海外交流などを通じて、グローバル化する看護・介護分野に対応しています。

海外での学修|国際看護論

タイの看護教育や保健医療、文化・伝統などを事前に学習し、日本とタイの違いを予想したうえで、夏休みに10日間の海外演習を行います。タイでは国立ブラパ大学看護学部で現地教員による講義を受講後、地域医療施設や高齢者施設、乳幼児を育てる家庭、エイズ関連施設などを訪問。海外の看護事情を実際に学生自身の目で確認し、様々な社会・経済・教育問題を肌で感じ取ることで視野を広げます。同時にそれまで学んできた日本の看護事情についても、気付きの多い演習です。
最後に日本とタイの看護事情の違いについて英語で発表。英語によるプレゼンテーション力やコミュニケーション力も高めることができます。

海外からの留学生・研修受入/非常勤講師の招聘

アフリカ地域母子保健包括的看護管理研修

国際協力機構(JICA)の委託により国際看護交流協会が実施する研修で、アフリカの開発途上国から研修員を受入れ、佐久大学での看護教育についての講義や実習室など学内の施設見学を行います。

海外からの非常勤講師の招聘(2014年)[大学院]

Dr. Puangrat Boonyanurak 国際看護政策論
Dr. Carolyn S. Melby 国際看護学特論 国際看護学演習

そのほか、毎年海外から多くの視察が訪れています。また、留学生との交流により、より国際的な学習環境となっています。

国際共同研究

看護教員の教育能力についての自己評価に関する国際比較研究

2014年〜
タイBurapha大学、カナダMcMaster大学、インドMeipal大学の研究者らと共同で研究を行っています。
(束田 吉子、竹尾 惠子、小山 智史、小林 睦)

看護学生の外国人教員による学習体験とその有効性および検討課題について

2013年〜2018年
アメリカ アリゾナ州立大学(Arizona State University)およびミズーリ州セントルイス大学 (Saint Louis University) の研究者と共同で、「Transformative elements of intercultural education for Japanese nursing students (看護学生の外国人教員による学習体験とその有効性および検討課題)」について質的に探求する研究を行いました。
(八尋道子、竹尾惠子、田中髙政、浅野 均)

抑うつに関する国際比較研究

2009年〜
佐久大学、アメリカ・オハイオ州立ケント大学Dr. Ross Ratchneewan、クリーブランド大学の共同研究者らと研究を行っています。
(竹尾惠子、七田惠子、堀内ふき、田中高政、小山智史)

看護学生の抑うつとその関連要因に関する国際比較研究

2010年〜
佐久大学、中華人民共和国福建中医薬大学と共同して研究を行っています。
(竹尾惠子、宮地文子、小山智史、田中高政)

国際交流教育センター

以前よりタイ王国をはじめ、アフリカ・アジア諸国などの現役看護師の研修を受け入れてきた佐久大学では、国際協力機構(JICA)のプロジェクト「母子保健看護管理、地域高齢者ケア、地域保健分野の人材育成」などにも参画。研修員を受け入れ、講義や施設見学などを実施しています。今後もより活発な国際交流活動を行うため、2017年4月には国際交流教育センターを開設。海外からの看護師・保健師と学生が交流する機会も増えています。