卒業生メッセージ
4年間学んだ後には希望する分野への就職や、さらなるキャリアアップを目指して学びを深める道が広がっています。
ここでは5人の先輩の仕事のやりがいや佐久大学での体験をご紹介します。
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佐久医療センター
Y.T.さん(2015年卒業)
佐久大学で培えた対話力
主に手術後の患者さんのケアをする高度治療室で勤務しています。手術後の痛みを訴える患者さんが多いのですが、高度治療室自体には専属の医師がいないため、看護師の判断力がつねに問われます。学ぶべきことが膨大にあり、毎日が研鑽の連続。
今振り返ってみても、大学の4年間で実習期間がしっかり確保されていたこと、多くの人とコミュニケーションできたことが私の支えになっています。 -
新潟県立中央病院
K.A.さん(2011年卒業)
DMAT*の一員として被災地へ
就職後すぐに東日本大震災が起き、何もできないもどかしさを感じました。そこで看護師として経験を積んだ数年後、DMAT養成研修に応募。蘇生訓練や救出訓練などを積み、2018年の北海道胆振東部地震でDMATの本部活動に携わりました。
現地では各病院のDMAT・自衛隊・消防・警察の連携の現場に身を置き、私も携帯電話を肌身離さず持ち歩く日々。現場を知ることで、災害死を減らしたい気持ちがますます強まりました。
*DMAT[ディーマット]: Disaster Medical Assistance Team -
下伊那厚生病院
K.K.さん[弟](2019年卒業)
大学の環境が学生を変える
看護師を目指す姉が努力する姿がとても生き生きとしていて、私も同じ佐久大学へ。しかし、実習を経験するうちに自分の甘さを痛感。自分の意見を言わずに人任せにしていたことで、行き詰まってしまったのです。
その後は積極的に発言することで仲間から助けてもらえるように。実習の最後には「自分も誰かの役に立てるんだ!」と自信がつきました。佐久大学なら自分を変えることができる。そうお伝えしたいです。 -
国際医療福祉大学三田病院
R.K.さん[姉](2015年卒業)
新しい分野で専門性を高める
佐久大学は豊富な実習先があること、先生方がベテラン揃いで学生一人ひとりをよく見てくださっていることが魅力。他大学よりグループワークが多く、コミュニケーション力を鍛えられたことが仕事に活きています。
今は週の前半は手術室看護師として勤務し、後半は大学院で新しい看護分野「周麻酔期看護」を学んでいます。術式の理解を深め、素早い器械出しなど学び、修了後は手術の安心・安全に貢献したいです。 -
小諸市役所
Y.F.さん(2015年卒業)
後悔する人を、なくしたい。
3年次の「成人看護学実習」で糖尿病の患者さんを担当した時、「もっとしっかり予防すればよかった…」とつぶやかれた言葉が心に残り、予防活動に軸足を置く保健師の道を選びました。
今は市役所の保健師として、乳幼児健診や家庭訪問、健康教室などで地域の人々の健康を支援しています。大学の先生方には今も様々な相談に乗っていただき、佐久大ネットワークに助けられています。 -
聖路加国際大学大学院 看護学研究科
C.K.さん(2017年卒業)
様々な実習で視野が広がった
高校の先生から「ベテランの教員が多い」と聞き、佐久大学へ。入学してみると教員との距離がとても近く、すぐに質問できる環境でした。多種多様な病院で実習ができたことも、進路の選択肢を幅広く考えるきっかけになりました。
卒業後は保健師についてさらに専門的に学ぶため、東京の大学院へ進学し修了。研究を深めて保健医療の現場に存在する問題を発見し、解決できる能力を高めることができました。