JICA草の根事業 第2フェーズ事業開始
「健康長寿」長野県佐久市の地域包括ケアを活かしたチョンブリ県サンスク町における多職種連携による高齢者ケアプロジェクト(地域活性化特別枠)
期間:2020年1月~2023年9月
関係組織:タイーチョンブリ県サンスク町、国立ブラパ大学他、地域の協力病院
日本-長野県佐久市、佐久大学、浅間総合病院、佐久総合病院、佐久産業支援センター他
プロジェクトでは下記の5つの成果目標を掲げて2021年1月17日より活動を開始した。
上位目標:多職種連携による地域活動により高齢者の健康状態が改善される。
成果目標
- 保健医療・介護推進委員会を形成するメンバーからなる高齢者ケア・地域ネットワークが効率的に管理される。
- 寝たきりゼロを目指し、脳血管疾患を防ぐため専門職、HVsが育成される。
- 寝たきりゼロを目指し、疾患別リハビリテーションの知識・技術を身に付けたHVsが育成される。
- 認知症予防活動が地域で展開される。
- デイケアセンターの活動を通して、家庭や施設で使用できる福祉機器の情報が佐久市及びチョンブリ県の関連企業間で共有される。
プロジェクトの開始に当たり、①2021年1月27日、チョンブリ県サンスク町に於いてキックオフセミナーが行われ、現地の関係組織の代表者(サンスク町、ブラパ大学、協力病院、地域のリーダー、ヘルスボランティア)JICAタイ事務所宮崎所長、佐久大学堀内学長、佐久市小林福祉部長、浅間総合病院西森医師、佐久産業支援センター水間氏らがセミナーの講師として登壇した。②ヘルスボランティア向けのセミナーが「糖尿病って何?」をテーマにクイズ形式で行われ、③日本とタイの専門家が共同で地域の患者を訪問したり、地域の認知症予防、健康増進体操に参加、④、1月30日、31日には、“Healthy Long Life”をテーマに第3回バンセン・ヘルスフェスティバルが開催され「佐久ブースを含む約30ブースが出展」し、健康・保健衛生に関する展示、体験コーナーを開き多くの地域住民で賑わった。
本プロジェクトの特徴であるタイ、サンスク町と長野県佐久市の中小企業開発を目的とする佐久産業支援センター、佐久市商工会議所のメンバーがチョンブリ市、サンスク町の⑤企業訪問を行った。